米ドル/USD

特徴

基軸通貨として一番の売買高を誇るドル。
以前は「有事のドル買い」と言って例えば戦争などがどこかで起こるとすぐさまドルが買われていたほどでしたが、双子の赤字など国内の問題や、2001年9月11日には以前では考えられなかった米国本土での同時多発テロが発生するなど、ドルの信用力も以前ほどではなくなりました。

注目すべき経済指標

ISM製造業指数

ISM(Institute of Supply Management)全米供給管理協会が発表する指数。
400社以上の企業の購買部に対して、受注残や生産状況、在庫などについての状況を製造業指数と非製造業指数に分けて50%を分岐点として前月比で表わします。

消費者信頼感指数

現在と六ヵ月後の経済、雇用、所得の景況感を調査したもので、個人消費の動向を把握するのに不可欠な指標です。
強めの数字が出ると、「個人消費の増加」「貯蓄率の低下」が生じるとされています。

消費支出

消費支出(Consumer Expenditure)の調査方法は回答者に二週間にわたって毎日の支出を家計簿のようにつけてもらい、食品や衣料品など購入の頻度が高く、いつどこでどれくらいのものを買ったのか忘れてしまうような品物に対してのデータを取るものと、18ヶ月間の間、5回のインタビュー調査を行って自動車や土地などの買っても忘れないようなものの購入のデータを取るものの二種類に分かれています。

卸売物価指数(食品、エネルギー以外)

別名PPI(Producer Price Index)。約1万品目の卸売り段階での物価を調査したもので、インフレ率の判断材料とされています。
変動幅の大きいエネルギー及び食品を除いた「コア」指数が特に大切です。

消費者物価指数

CPI(Consumer Price Index)とも言われています。
基準となる年を100として、その基準年の価格と比べてどれぐらい物価が変化したかを調べるものです。物価指数が200になったということは物価が倍になった事を示します。

国内総生産

別名GDP(Gross Domestic Product)と呼ばれています。
価値の総額を示します。通常はGross Domestic Productの頭文字をとってGDPといいます。
生産者、あるいは労働者(国籍は関係なく)その国の領土内で生産された財やサービスの価値額を計上したものです。

ミシガン大学消費者信頼感指数

ミシガン大学消費者信頼感指数(University of Michigan’s Consumer Sentiment Index)は文字通りミシガン大学が「これから買うつもりがあるかどうか」と言う消費者のセンチメントを調査・指標化するものです。

失業率

失業率(Unemployment Rate)。失業者を労働者人口で割った数字を~パーセントで表しています。前月分の調査が翌月の第一週に判るので、経済動向を把握する為の重要な指標とされています。
「失業者」の定義としては米国の対象年齢は16歳以上(日本は15歳以上)が対象となり、調査期間中(毎月12日を含む週)に職は持っていないものの、過去4週間以内に(日本では1週間)求職活動を行ったことのある人が対象となっています。

30日以内に仕事が始まるのを待っている人や休職中の学生、更にはレイオフ(一時帰休)で一時的に失業状態である人も含まれている点などが日本の統計方法と異なっている点です。

非農業部門就業者数

非農業部門の新規雇用数(Nonfarm Payrolls)。失業率などと同時に発表されます。農業部門の中には季節労働者を含める為、その人達を除いた就業者数が重視されています。
非農業部門の事業所の支払い帳簿を元に作成されるので雇用主から給与を与えられた人の数値となる為、経営者及び自営業者は省かれています。
米国では業績悪化でレイオフを行う事が多い為、この数値は景気との強い連動性があります。

新規失業保険申請件数

新規失業保険申請者数(Initial Jobless Claims)は失業した人が失業保険給付を申請した件数を集計したもので毎週発表されます。
従って速報性が高く、翌月の雇用統計の結果を予測する為に使われています。

貿易収支

貿易収支(Trade Balance)とは簡単に言えば輸出等によって米国国内に国外から流入した金額と輸入等によって米国国内から国外に流出した金額を対比させるものです。
その他:フィラデルフィア連銀景況指数、耐久財受注、小売売上高、生産者物価指数、 設備稼働率、新規住宅着工件数、経常収支など

鉱工業生産

鉱工業生産(Industrial Production)は生産業に従事する人がどれだけの製品を生産したか示す指標で、景気の良い時は消費が盛んになるので生産量が増える傾向にある事から、景気の動きを表すバロメーターとされています。
日本円/JPY・ 米ドル/USD・ ユーロ/EUR
ポンド/GBPオーストラリアドル/AUDスイスフラン/CHF


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