た行の用語集【つ】
通貨オプション
通貨を売買する権利。通貨を買う権利のことをコール、売る権利のことをプットと呼びます。
通貨先物取引
取引所において行われる、通貨の先物取引のこと。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の通貨先物が有名。
ツー・ウェイ・プライス
為替レートを表示する際に、売値と買値の両方を同時に提示することを意味します。たとえば、ドル/円取引であれば、ニュースなどで「1ドル=110.20-25」というように表示されているのを見たことがあるかもしれませんが、これは、110.20から110.25のあいだでレートが動いているという意味ではありません。
私たち(顧客)がドルを買うときには110.25円、ドルを売るときには110.20円で取引がなされていることを意味しているのです。
もし、買値と売値を同時に提示しないとなれば、為替取引は基本的に相対取引で、かつ顧客はいま銀行間ではどれぐらいのレートで取引がなされているかという情報をもっていませんから、買いたい顧客には高く売り、売りたい顧客からは安く買うという恣意的な取引が行なわれる可能性もあります。
つまり、買値と売値を同時に提示することによって、価格形成の透明性が担保されているといえるのです。